iPod、ビアカップ…地場産業復活に挑む「磨き屋」集団
iPod、ビアカップ…地場産業復活に挑む「磨き屋」集団
納品2年待ちのビアマグカップを説明する高野雅哉さん
内外ともピカピカに磨き上げられたステンレス製のカップ。注いだビールの泡はきめ細かく、クリーミーな味わいを醸し出す。金属加工業で知られる新潟県燕市の研磨職人集団「磨き屋シンジケート」が開発したブランド商品のビアマグカップだ。平成18年7月の販売開始以降、インターネット上などで話題となり、1万円以上の高額ながら2000個以上の注文が舞い込んでいる。
「研磨職人たちが集中して自らの最高レベルの技を駆使するため、1日に作れるのはせいぜい2?3個。注文をもらっても全く製造が追いつかないため、現在の納期はSサイズ(1万1000円、容量約200cc)で3カ月待ち、Lサイズ(1万6800円、約480cc)に至っては2年待ちの状態で、お客さんには本当に迷惑をかけている」
販売窓口を担当する燕商工会議所地域振興課長補佐の高野雅哉(43)は申し訳なさそうに苦笑する。
人気の秘密は表面の凹凸高低差を10万分の1ミリ以下に抑えた「1000番仕上げ」と呼ばれる最高峰の研磨だ。鏡のような表面は高級感を演出する。このほか、底面に付けた同心円状の溝がきめ細かな泡を発生させてビールのうま味を引き出す。保温機能もあって10分後でも冷えたビールを堪能できるという。
職人の技と意地が凝縮された逸品を握りしめ、高野は「ビールが苦手な人からも『まろやかな味でジュースのように飲めた』といった反響もあり、手応えを感じている」と胸を張った。
引用元 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081102-00000505-san-ind
