キッズシティージャパン社長・住谷栄之資氏
【わが道わが友】キッズシティージャパン社長・住谷栄之資氏(5)
■幼少期から職業観持てるように
日本の教育の現状を見ると、子供たちが自分で考えて行動する機会が乏しいのではないだろうか。「いい学校へ行き、いい会社に入る」ことが良しとされ、学校での勉強以外は正当に評価されることが少ない。老人に親切にしたり、ボランティアに熱心に取り組んだりすることが、もっと認められるといいなと思っている。
世の中には学校で教えてくれない大事なことがたくさんある。実社会のことを体験することは本人にとっても自信につながる大事な機会だと思う。「キッザニア」ではさまざまな職業・社会体験をすることができ、この体験を通じ、職業観をはぐくむことができる。幼少期にしっかりとした職業観を持つことは、健全な社会人となるために不可欠な要素でもある。
キッザニアはさまざまな分野の方から高い評価をいただき、世の中で潜在的に求められていた施設だと感じている。子供たちは、ここで初めて会った子でも、すぐに打ち解けて友達になる。学校や家の近所以外では、なかなか他人と知り会う機会がない子供たちが社会性を身に付ける場ともなっている。
理想を言えば、農業などの1次産業の職業体験や動物とのふれあいなど、今のキッザニアでは実現が難しいこともできればいいなと思う。キッザニアという枠にとらわれず、地方の農家とタイアップするなどして、子供たちのツアーを組み、よりリアルな職業体験をさせてあげたい。さまざまな職業があることだけでなく、毎日食べる米や肉、魚がどのようにして食卓に上ってくるのかを知る貴重な機会となるはずだ。
引用元 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081206-00000075-san-bus_all
