東北の信金、就活人気上昇「堅実・地元」
東北の信用金庫に、2010年度採用試験の応募が殺到している。景気低迷で学生が安定志向を強めていることに加え、地元志向も背景にあるようだ。業界は「限られたエリアで営業し、転居を伴う転勤が少ない点が魅力的に映っている」とみており、空前の買い手市場の到来に「優秀な人材を確保するチャンス」と意気込んでいる。
宮城第一信金(仙台市)では5人の採用計画に対し、昨年の2.6倍に当たる約160人が応募。「想定外だった」として今月10日の1次選考を兼ねた会社説明会を、急きょ午前と午後の2回に分けて開くことを決めた。
杜の都信金(同)は10年度採用の職員として15人程度を3月中旬から募集。昨年の1.8倍に当たる440人が応募した。希望者は年々増加傾向にあり、仙台、塩釜両信金の合併で発足した05年に比べると、実に12.6倍に達した。
福島信金(福島市)でも応募は昨年の2倍。今年11月、県内2信金との合併を控える八戸信金(八戸市)では資料請求者が昨年の1.5倍に上っている。
こうした状況について杜の都信金の中山智之理事長は「都市銀行や地方銀行と比べ、身近な信金に親しみを感じる学生が増えているのではないか」と歓迎。東北地区信金協会の佐藤進常務理事は、信金の営業エリアが限られていることを挙げ「どこに異動しても引っ越しせずに通え、人生設計しやすいことが魅力に映るのだろう」とみる。
以前から地域企業として経営の安定感には定評があり「職員に長男が多い」とされる信金業界。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090609-00000001-khk-soci
