「故人を最も美しい形で旅立たせたい」と話す松崎正明さん
茶髪に長髪。葬儀関係者には決して見えない風貌(ふうぼう)に面食らうが、「暗くて近寄りがたい」という葬儀のイメージを払拭(ふつしよく)するのが狙いという。
「おしゃれなだけでは『若造』で終わってしまう。誰に対しても礼儀正しく接することで初めて『親しみやすい葬儀屋さん』になれると考えています」
全国にも数少ない葬儀専門のフラワーコーディネーター。故人のイメージや遺族の希望に合わせて、祭壇を彩る花の種類や見せ方を考える。故人を最も美しい形で旅立たせるための「おくりびと」だ。
「ご遺族は悲しみの矛先をどこに向ければいいのか分からず、僕らに当たることも多い。そんなときでもお花の話をすると、落ち着くことがあるんです」
数年前、遺族宅に出向くと、主人は第一声、「汚ねえ靴でうちの庭を踏むんじゃねえ!」と怒鳴り散らした。亡くなったのは50年間連れ添った妻だった。布団には、きれいに整えられた白髪の、品の良さそうなおばあさんが静かに横たわっていた。
「おしゃれな方だったことが、一目で分かりました。たくさんの花で送り出してあげたいと思った」
主人には黙って、他の遺族には、祭壇全体を花で飾る「花祭壇」を提案した。色とりどりのスイートピーに、かわいいピンクのカーネーションを合わせ、白いキクで立体感を出す。
引用元 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090426-00000506-san-soci
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