私鉄やバスなどの労働組合でつくる産業別労組「私鉄総連」は、契約社員やパートなど非正社員の福利厚生の水準について、正社員並みに引き上げることを秋の労使交渉の統一要求に盛り込む方針を固めた。
要求実現のため、ストライキを設定して交渉に臨むことを検討している。正社員との賃金格差の解消は一朝一夕には進まないが、住宅手当や社宅、更衣室や社員食堂の利用といった待遇面の格差を埋めることで、非正社員が増加する職場環境の改善を図りたい考えだ。
春闘が賃金を中心に交渉するのに対し、「秋闘」では制度や生活面の交渉が主体となる。私鉄総連は、過去の秋闘で正社員の待遇改善を中心に要求してきたが、今秋闘では、〈1〉時間外労働の割増率の引き上げ〈2〉有給休暇の時間単位での取得??など主に正社員の待遇改善と合わせて、要求の柱の一つに非正社員の待遇改善も据えることにした。
例えば、ある私鉄大手では、独身寮や社宅に入れるのは正社員のみで、非正社員は自分で住まいを探すしかない。住宅手当に差があるところもある。さらに、更衣室や休憩室の利用を正社員だけに限定しているケースもあり、非正社員が日常的に正社員との待遇の差を感じる原因になっている。
会社によっては、運転手や車掌にまで非正社員を充てているケースもあり、ある私鉄総連幹部は「待遇差を感じて、やる気をそがれるようなことがあれば、安全運行にも影響を与えかねない」と指摘する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090606-00000488-yom-soci
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